1話~10話 勝手に感想
#1 桜木君
「バスケットは…お好きですか?」
すべてはこの台詞から始まりました!
『スラムダンク』はバスケットボール部の青春漫画であり、恋愛描写はそれほど多くなかったように思っていました。うっかり忘れかけていましたが、最初はコテコテ(?)のラブコメディーから始まっていたんですね。
それにしても50人の女子からフラれ続けたという桜木花道の設定はインパクトがあります。彼の特徴である赤い髪が一番インパクトがあるのですが…。
初めて『スラムダンク』を見た時、ヤンキー設定ですぐ喧嘩する桜木は怖いな…と思っていましたが、今では本当はピュアで可愛い(好きな子と登下校が夢とか純粋すぎる)、と思えちゃいます。
桜木の場合、根は良い人なのだからお友達から初めて徐々に良さをわかってもらえば、こんなにフラれることもなかったのでは?
と思いましたが、高校生(中学生)男子ならすぐ告白しても仕方ないか…。
爽やか好青年タイプならともかく赤毛で大きい人に突然告白されたら大人しい女の子らしい女子(桜木の好みのタイプ)なら特に警戒してしまうでしょう。
そんな中、桜木に臆せず声をかけた晴子は凄い!桜木だけでなく、桜木のスゴさを無意識とはいえ見抜いていた晴子も大物感漂いまくりです。
それに運動が苦手なのに、バスケを一生懸命頑張っていた彼女は健気でえらい子だな~と桜木じゃなくてもほわほわします。
とにもかくにも桜木は晴子、そしてバスケットと運命の出会いを果たし、伝説のバスケットマンが生まれる話の始まりなのです!
#2 流川楓だ
出会ったばかりの桜木に流川が好きだと話しちゃう晴子。青春だな〜!桜木が話しやすいって、本当にこの子ただ者ではない(笑)。
【花道のフラれ唄募集!!】とかなかなか味のある(桜木には可哀想ですが)企画もしていたようで…。
そして、この回では、桜木の因縁のライバル・流川楓が初登場!「何人たりとも俺の眠りを妨げる奴は許さん」は、流川の名言のひとつですが、格好良いね!けど、ファンタジー漫画あたりの敵(のちに味方になる)が言う台詞みたいだな~。
そんな私は流川のモテモテっぷりにファンタジーを見せてもらったものです(笑)。
#3 blood
流川クンてば、起こされただけで、不良全員倒しちゃうとか容赦ないですね。眠いのに起こされたら、それは機嫌も悪くなりますけど…(汗)。
バスケばかりやっているのにケンカも強いのが、読んでいてなんだか不思議でした。
晴子の“さいていよ”攻撃でふっとばされる桜木とかすごいギャグですね。
流川は心配されたのに、晴子に対する冷たい台詞と態度にはショックですねー。言い方がきついだけで、照れくさかったのかもしれませんが…。
それにしても流川、漫画とはいえ、血が出すぎ。病院に行け〜!
#4 ゴリラジジイ
晴子さんに嫌いと言われて、ショックな桜木に「バスケット」は禁句。
不可抗力とはいえ、とばっちりをくらったバスケ部員は散々です。可哀想に…。
流川は結局病院に行ったのか!?おでこに包帯は巻いてるけど、保健室ですませているような気がする…(学校にいる時点で)。
保健室の先生、よく病院に行かせなかったな…(汗)。
バスケ部のこわ~いキャプテン、赤木の初登場回です。桜木に愛するバスケットを「タマ入れアソビ部」と言われて、怒りは絶頂!
スラムダンク七不思議(?)の1つ、彼はあんなに可愛い晴子のお兄ちゃんなのです。
事前の台詞で予想できるとはいえ、読者もびっくりですね。
#5 愛は勝つ
桜木に期待する赤木も、簡単にバスケができると思っていた桜木も、現実は甘くないと突きつけられた話でしょう。
赤木は「桜木か…楽しみだな」と晴子に言ってはいましたが、色々な意味ですごい男が登場し、少しのことでは動じなさそうな赤木もさすがに驚いたことでしょう。
そしてこの回で・・・
桜木ファンにはお馴染みの“フンフンディフェンス”が初披露。
人間離れした技は衝撃ですね。
これは、絶対桜木にしか出来ない技だ!
桜木と赤木の対決に意識が向いちゃいますが、マニアックなファンはここに注目だっ!
木暮先輩のTシャツも要チェックや!胸にオ●Qが…。
#6 JAM!
桜木のバスケのルール無視にも関わらず、「好きなようにさせろ」と言う赤木はとても良い表情です。めちゃくちゃな桜木(と潜在能力)を面白いと思ったのでしょうね。そしてもう一人、桜木を見つめる男が…。
ボールをゴールに放り投げ、そこから赤木を巻き込んでダンクをかますとは…誰も想像できません。そのインパクトにとにかく言葉が出ない。
桜木は新しいバスケ技を開発しまくりです。
それにしても、赤木が晴子の兄とわかってからの、桜木の変わり身は早すぎる(笑)。
この対決の時を見て、流川が桜木を認めているのにはびっくり!のちの湘北名物(!?)「狐猿の仲」(勝手に命名)になるとは、まだ誰も知らないのです…。
#7 Imバスケットマン
桜木の凄さ(別の意味で)を目の当たりにした赤木ですが、入部は認めないよう…。
(桜木が着たユニフォームを)「クサくて使用不可能」とか容赦なし!
赤木の好きな食べ物をバナナと勝手に決めちゃダメだよ、桜木。でも笑ってしまいます。宮沢りえの写真とか、時代を感じますね…。ゴリは本当に彼女のファンだったのか…!?
最初は桜木軍団に部室の掃除をやらせてずるいなーと思いましたが、後から一人でボール磨きや体育館の掃除をして…本当は掃除も天才じゃん!お疲れ様、桜木!と可愛い寝顔に声をかけたくなりました。
それにしても、バナナで動いてくれる高宮は可愛い(笑)。
#8 花道入部
流川の趣味は寝ること!流川ファンのみんな、ここテストに出るよ!(※出ません)バスケは趣味じゃなくて、ライフワークですかね。
そして彩子マネージャーの初登場!とても元気で一年生たちをモジモジさせちゃうグラマラスな美人さんです!
(私は彩子さんが一番お気に入り)彼女がいると男所帯もパーっと明るくなりますね!
晴子には癒され、彩子は気持ちを明るくさせてくれる、バランスの良いヒロインたちです。
ちょっと話しかけづらい流川にも気さくに(中学時代の後輩とはいえ)、桜木にも気軽に声をかけちゃう彩子は凄いですねー。
憧れます。お姉さんに欲しいキャラNo.1!!
#9 基本が大事
タイトル通り、何事も基本が大事です。でも男の子ならかっこいいこと(桜木にとってはスラムダンク)をして目立ちたいですよね。
気持ちはわからなくもないです。
流川は狐、赤木はゴリラ、木暮達は猿…って桜木は想像も豊かだ(笑)。
彩子が見せるお手本をすぐにできちゃった桜木、恐るべき身体能力!やっぱり天才!あれをいつかやってみたいけど、バスケットボールを片手で持つ事すらできないので、断念…。桜木を尊敬します!
桜木もバスケ部に入部し、これからもっと面白くなるんだろうなとドキドキワクワクでしたが、桜木の寂しい背中に、「えっ、やめちゃうの!?」と違う意味でドキドキな展開になってしまいました…!
#10 根性なしの午後
素直になれず、照れくさそうな桜木が終始可愛くて微笑ましいです。そして代わりに喧嘩を買う桜木軍団は友達思いだなー。
本当に水戸は台詞が粋で大人ですね!格好良い!テレビ等で、『スラムダンク』の話題が出ると、バスケ部じゃないのによく名前が上がるので、印象に残る影のヒーローは水戸くんなのではと思います。
親友&恋人にしたいと思っちゃった人も多いのではないでしょうか!?
木暮も彩子も面倒見が良くて和みます。流石、湘北バスケ部の母(笑)と姉!桜木もすくすく伸びることでしょう!
晴子さんの心底ホッとした笑顔に私達も安心です。いや~、良かった!おかえり、そして頑張れ、桜木花道!!
そしてなんと、(コミックスでは)この後にフラれ唄の発表が!読者の皆さんも桜木に似て、天才ですね!一見の価値ありです。
11話~20話
#11 白髪仏
“白髪仏”と書いて“ホワイトヘアードブッダ”と読ませるとは、本当に井上先生のセンスに脱帽です。
カラッポだから飲み込みがいいとは限らないのよ、赤木先輩(苦笑)。また、木暮の台詞に桜木がどのような活躍を見せてくれるか期待も高まります。
そして!あの素晴らしい名言で有名な安西先生の初登場の仕方が…お嬢さん、気持ちはわかるけれども(苦笑)。
流川はこの頃、色々反応が良いような…。バスケ以外にも。
安西先生が昔の“白髪鬼”のままだったら、桜木は大丈夫だったのでしょうか。
穏やかになった今出会えたのも、運命ですよね。
「地道な努力はいつか必ず報われる…」という晴子さんのまっすぐな台詞は、つい日頃忘れがちになりますが、いつも思い出して、力をもらいたいですね!
#12 本物対決
桜木の妄想と彩子さんのツッコミに、クスッときます。本題は赤木と流川の対決なのですが…。
怒る晴子さんも可愛すぎて、彩子でなくともほっぺにチューしたくなります(笑)。
流川は湘北を選んでくれて良かったと心から思いますねー。赤木の「ハエたたき」という名もインパクトがありすぎ!ハエって…(汗)。
やっぱりダンクはかっこいい!いつかやってみたいと当時の少年少女の夢だったのではないでしょうか。
“ゴリラダンク”はより豪快さが伝わりますが…ヤスばっかり殴られてかわいそう…。
#13 SKY‐WALKER
流川を倒したいのは分かるけど、桜木!それじゃバスケじゃないってば!(苦笑)
ヒロインはニブいのがお約束ですからね。ほっぺを膨らます晴子も心の中でツッコむ彩子もカワイイです♪
流川がフリースローを打つ時に笑わせて、外させようとする桜木ナイス(笑・現にメガネ君たちは笑っている)。
しかし、流川は「あのあほう…」と冷静そのもの。
また、赤木と同じ「ハエたたき」をお返しし、ダンクまで決めちゃう流川は、ホントに負けず嫌い!
もう流石としか言いようがないですね…。
もし『スラムダンク』の世界に行けたら、流川のプレイを是非間近で見たい!
#14 NEW POWER GENERATION
流川くんファンのお嬢さん達の気持ちはよくわかります!でも他の人を見下してはいけませんよー。
ここで桜木が木暮の事を初めて「メガネ君」と言いますね。今じゃ読者の間でもこちらの方がしっくりくるように…!
試合に出た桜木の動きやドリブルのスムーズさに周囲だけでなく読者もびっくりしたでしょう!
ですが…やはり、やらかしちゃいましたね。でも、赤木にあんなことができるなんて…普通ならできません!色々な意味で桜木の才覚を思い知らされます。
それを見ている安西先生の表情がすごく良いですね。
桜木の可能性を見たのでしょう。桜木の今後の成長が楽しみです!
#15 ある雨の日
不良(元ですが)と雨といえば段ボールに入った猫を連想させますが、残念ながら猫ではありませんでした。
出会ったのは怖そうな人達で…桜木一触即発!?
赤木キャプテンは文武両道のようで、憧れます!厳しいだけでもダメですが、木暮があたたかいからバスケ部は安心ですね。
赤木と木暮も名コンビです。
流川よ…寝ぼけてとはいえ、あの名言を先生にまで言うとは…
本当に大物だわ。もうこの漫画、大物ばかりで、圧倒されます。
水戸くんはちょっとこわいけど、これも仲間を思うが故で、良いですね。赤木と柔道部の青田は親友だったとは…ケンカ友達っていうイメージでした。
桜木はバスケをやるんだよ!と木暮達じゃなくても言いたくなってしまいますが…。せっかくバスケ部に戻ったのに一難去ってまた一難…続きが気になります!!
#16 実力者
女子の体育を覗いている(苦笑)、高校生らしいシーンに、これは高校生漫画なんだと改めて気づく(笑)。
晴子さん、お兄さんがコワイのは認めてるんですね(笑)。
大人な赤木はカッコイイと思いますが、心の奥底では桜木を信じてますね。
桜木を柔道部に入れるために、晴子の写真をエサにするとか青田はスポーツマンらしくない!どうやって手に入れたのか気になる(笑)!
素直に頼めば晴子さんは照れながらもくれそうですが…(笑)。
#17 柔道男
「ジュードー部には入らん 写真はもらう!」は桜木の名(迷)言のひとつですが、素直というか欲に忠実というか…。
本当に桜木&青田の掛け合いは笑える…。
赤木よ…子供の頃とはいえ、けっこーキビシイです。しかも本人忘れてたし(苦笑)!メガネ君は、桜木が柔道部に入ってしまうかハラハラですね。
それにしても柔道部の主将をもビビらせる殺気って…。やはり、タダモノではない!桜木はジュードー部に入って、晴子の写真をゲットするのか…!?
#18 What I Am
はい、桜木、ルール無視!!
いけないけど、ふたつの意味で一本とってますよ(苦笑)。
髪を下ろしてる彩子さんも新鮮です。より大人っぽい!
赤木の発言は高3にしてはデキすぎてるけど、その通りなんですよね!
写真のために柔道の才能までを見せる桜木に、色々な部活の助っ人をやらせたらいいんじゃない?と思ってしまいますが、やっぱり彼にはバスケですよね!
「バスケットマンだからだ」…
この桜木は本当に格好良い!シビレます!
赤木先輩ってば素直じゃないなー(笑)。可愛くいえば、ツンデレですが、当時この言葉はまだないんですよねー。改めて時代を感じました。でも『スラムダンク』は何年たっても色褪せない!!
『スラムダンク』のギャグでよく思い出すのが、この回ラストの「桜木はもらう」「写真はもらう」なんです(笑)。
#19 ゴリ上機嫌
結局写真はもらえなかったのですね(当たり前か…)。代わりに桜木は赤木達の信頼を手にいれましたから!
そうそうやはり本物の晴子さんがいいですよね。ちゃんと桜木を庇って、のちの流川親衛隊を「一生懸命やってる人に対して失礼でしょう」と叱ってくれましたもの。さすが少年ジャンプです!
赤木の機嫌の良さの理由をわざわざ言わない木暮と彩子も良いですね。私なら言っちゃいそうです(不粋)。
当時、ドリブルシュートを庶民のやることって言っちゃった桜木にひどいなーと思いましたが、彼は天才だったから…(汗)!でも懲りない桜木は叱られても仕方ないな…。
#20 庶民のシュートは難しい
「庶民シュート」は今でも耳に残るナイスネーミングですね。桜木(井上先生)のセンス、本物に凄い!
流川のお手本シュートに見惚れます。流川がバスケを始めたきっかけとか昔の話を知りたいですね。
続編じゃなくても他のメンバーの過去話も読んでみたいです!
やれやれという感じで桜木を見守る水戸くんはお兄さんみたい。
“かるーく置いてくる”もバスケ経験者じゃない読者も想像しやすい表現なので挑戦した方も多かったのでは。
桜木と流川の湘北名物“狐猿の仲”が始まりました。お、友情…?と期待させてからの桜木が酷いけど…。
ラストのゴリのシュールさに…何とも言えません(苦笑)。