スラムダンク 桜木花道

スラムダンク桜木花道

 

「スラムダンク」…この伝説のバスケ漫画の主人公、

 

桜木花道!

 

一言でいうと、桜木は不良、でも案外ピュア。

 

このギャップがいい。

 

不良だった桜木花道は、バスケ(と赤木晴子)に出逢うことによって人生が変わる。

 

 

人気投票で、桜木はやはり主人公、少年ジャンプ誌上で開催された人気投票で2回とも堂々の1位になっている。

 

好きな桜木のシーンを挙げてみたい。

 

まずは対翔陽戦。
実力もあり197センチという長身の花形透相手に桜木がダンクを決めるシーンだ。

 

 

残念ながら、そのダンクはカウントはされなかったのだが、桜木が実質初めて試合で決めたダンクだ。

 

翔陽戦まで桜木はファウルを重ね退場してしまい、実力を生かせなかった分、しかも相手が花形だったということにとても意味があったと思う。

 

次は全国がかかった陵南戦のラストで、「戻れっ!!センドーが狙ってくるぞ!!」と桜木が叫ぶシーン。

 

 

これには前提があって、桜木が初めて出た練習試合が陵南だったのだが、桜木がゴールを決めた後、油断しラスト5秒で陵南のエース仙道がゴールを決め、湘北は負けてしまう。

 

桜木にとってとても悔しい試合だった。そのことを覚えていて、予選での陵南戦では前回の反省をきちんと生かし、その甲斐あって湘北は全国大会への切符を手にする。

 

桜木の大きな成長に読者は感動しただろう。

 

全国へ行くことが決まり、湘北バスケ部は静岡に合宿に行くのだが、桜木はお留守番で安西先生との秘密特訓・シュート2万本への挑戦をする。

 

桜木軍団や晴子にも協力してもらい、友達って良いなと改めて感じる内容である。

 

その中で、桜木が自分のシュートフォームをビデオに録画してもらい、確認しているのだが「もーちょっとボールは高く上げた方がいいかな…。

 

明日オヤジに聞いてみよう」というシーンがある。

 

 

この台詞もぽかぽかしてくるのだが、ビデオを見ている桜木の表情がとても良い。

 

おまけとして、3巻で晴子さんと秘密特訓をしている時に晴子さんが転んでしまい、晴子さんの膝をフーフーしている桜木が可愛い。
(晴子さんは痛いのに…ゴメン!)

 

特に感慨深いエピソードは、桜木がリーゼントから坊主頭になる話だろう(シリアスな話だが、作者がコミックスのおまけで坊主頭の桜木が「かきやすい…」と言っていて、重い気持ちが少しやわらいだ)。

 

海南戦で、パスミスを犯した桜木が反省して落ち込むのだが、いつもは何か嫌なことがあれば暴れたり怒ったりして大抵はギャグムードになっていた。

 

しかし、この回は違う。桜木は悩んでいた。桜木のナイーブさが色濃く出ていた話だろう。

 

いつも元気な桜木がずっと落ち込んでいて、読者も暗い気持ちになってしまう。

 

桜木は晴子の言うことなら基本的に賛同したり喜んだりするが、この時は晴子の励ましさえも届かないのだから相当だろう。

 

そして、流川が「うぬぼれんな、負けたのは俺の責任だ」と喧嘩になる。

 

流川というライバルとの殴り合い(気持ちのぶつけ合い)をし、桜木は立ち直り、心機一転坊主頭にして、また一回り成長した。ここで桜木が吹っ切れることになったのが、晴子の言葉ではなく、流川の言葉や行動だったのがポイントだ。

 

いつもはクールで周囲にあまり関心のなさそうな流川ではあるが、ちゃんと桜木を意識していることが分かって嬉しくなる回でもある。

 

流川もまた桜木の存在があり、成長できたのであろう。

 

そして以前までの桜木は気に入らないことを言われたら、すぐに相手を殴っていただろう。

 

しかし、この回はそうなる前に「コイツ(流川)はバスケでぎゃふんといわせねーと意味がねーんだ!!」と一旦、踏みとどまったのだ。最終的に殴ってしまったとはいえ(笑)、この部分にもバスケットマンとしてだけではなく、桜木の人間的な成長が見てとれる。

 

全編を通して桜木は「バスケット選手になっちまったのさ」(by水戸洋平)。

 

まとめ

「スラムダンク」の連載は終わってしまったが、また漫画のページを開いて、桜木の成長を遠くから見守りたくなるのだ。

大人になった桜木花道みたーーい!

 

私だけなのかな・・・

 

 

 

 

アニメ101話感想

湘北高校バスケ部メンバー


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