スラムダンク三井 名言

心に響く、スラムダンク三井寿の名言

 

根強い人気を誇るバスケットボール漫画スラムダンク。

 

足の怪我から、中学生MVPから不良に転落してしまった彼は、部活に復帰後、自分がいかに無為な時間を過ごしてきてしまったかひたすら後悔します。

 

そんな彼だからこそ、読者がシンパシーを感じる数々の名言があります。

 

高校入学当時の三井名言

 

「何言ってんだおめーら いいわき役がいないと主役も生きないだろ!!俺たちで湘北を強くしようぜ!!今度は全国制覇だ!!」

 

かなり強気の発言ですが、三井達エースがいると3年間脇役だと嘆いた仲間に、強気を見せつ
バスケットは個人競技ではないという彼の信条が垣間見え、嫌味を感じません。

 

バスケ部で暴力沙汰を起こしたときの名言

 

 

「安西先生・・・!!バスケがしたいです・・・・・・」

 

彼の名言というとこのセリフを挙げる人も多いのでは。セリフとしては一見単なる気持ちの吐露のように思えますが、不良に転落した彼が素直になれたのは、バスケを辞めたことに対し相当な後悔があったことを感じさせます。

 

翔陽戦での名言

 

「これが俺の姿か・・・!?ベンチの一年にまで心配されちまっている これが三井寿の姿か!?」
「そうだった・・・MVPをとった時もそうだったはずだ・・・・・・こういう展開でこそオレは燃える奴だったはずだ・・・!!」

 

「ここで働けなけりゃ・・・オレはただの大バカヤロウだ」

 

バスケを辞めていた時間は、三井にとって大きなブランクとなり、体力の低下を彼に感じさせます。自信を喪失しかけた時、辛い時こそ自分は燃える人間だったと、気持ちを切り替え、己を鼓舞する印象的なセリフです。

 

山王戦での名言

 

「オレの名前を言ってみろ・・・!! オレは誰なんだよ」
「おう オレは三井 あきらめの悪い男」

 

疲労で意識がもうろうとしている三井。実際試合でマークしている相手がこんな独り言を言い出したら、誰でも大丈夫か?と思ってしまいます。山王の松本も、三井の様子の異常に気付き、ぎょっとしたようです。

 

しかし、このセリフは、限界を超えた自分にここで踏ん張らずにいつ踏ん張るのだと、本来の自分はこんなところでへこたれるやつじゃなかったはずだと言い聞かせています。この三井の根性には驚いた人も多いのでは。

 

「静かにしろい この音が・・・・・・オレを甦らせる。何度でもよ」

 

三井をマークしていた山王の松本は、もう三井にはシュートする力すらないと決めつけます。

 

しかし、得意とする3ポイントシュートを、限界を超えた疲弊の中決めた三井。一度は失った自信を取り戻し、チームに貢献する姿は読者の胸を打ちます。

 

三井が最も尊敬する師、安西先生に「とっておきの飛び道具」と言わしめた3ポイントシュートは、湘北の勝利に大きく貢献しました。

 

彼の名言には、後悔から自信を取り戻していく過程で、いかに自分を励まし、己を取り戻すかという一つのテーマを感じさせます。

 

本来の自分を見失ってしまいそうになった時、三井の名言は多くの読者に希望を与えてくれるものとなるでしょう。

 

 

 

スラムダンク 三井寿の魅力とは?

 

数あるバスケットボールを扱った漫画の中でも、圧倒的な人気を誇るスラムダンク。

 

本来ファンに憎まれてもしょうがないあるキャラクターに、根強いファンがいます。そのキャラクターとは。。

 

三井 寿

 

2008年、YAHOO!ニュースで行われたキャラクターの人気投票では一位を獲得したほどの人気です。

物語が完結している現在では、スリーポイントシュートの名手としての印象の方が強い彼ですが、登場の仕方はとんでもないものになっています。

 

三井寿が登場したのは、意外に遅めのコミックスの6巻後半からでした。
【知らなかった!こんなにおそかったっけな】

 

生意気なバスケ部員宮城リョータに絡んでくるムカつく3年の不良の一人として登場していました。

 

更生してからは爽やかな風貌をしていますが、登場時は目つきも悪く、お世辞にも好感が持てる人物としては描かれていません。

 

しかも三井は、コミックスの7巻と8巻の2巻分暴れまくります。

 

 

生意気なリョータに焼きを入れるために、仲間を引き連れてバスケ部の練習中に殴り込みに来るのです。

 

三井はどうも喫煙もしていなかったようですし、喧嘩の様子を見ている限りでは花道や流川に圧倒されている感があったので、不良になり切れていなかったようにも感じます。

 

8巻で小暮の告白により、三井はバスケ部員で、中学時代はMVPプレーヤーだったにもかかわらず、足の負傷で挫折して幽霊部員になってしまっていたことが判明します。

 

意地を張る三井の前に、名言「諦めたらそこで試合終了だよ」という言葉で中学時代の三井を励ましてくれた、彼が最も尊敬する監督、安西先生が登場。

 

先生の姿を見ただけで、三井は涙を流し、バスケがしたいと本音を吐露します。

 

 

三井はバスケ部に復帰しますが、最初に花道が「オレたちは許したわけじゃねーぞ」と言っているように、本来暴力沙汰を起こした部員と、打ち解けて仲間になるというのは大変困難なのでは?と感じた人もいるでしょう。

 

実際は反省をしても、三井の仲間に殴られた部員はかなり酷い怪我をしているため、許してチームメイトとして三井を受け入れることを、本当に部員全員が承諾していたのかは謎です。

 

スラムダンクのファンの中には、こんなに都合よく復帰できるものなのかと思った人もいるかもしれません。

 

しかし、暴力沙汰という罪を犯してでも彼が人を引き付けるのは、彼が不良に転落しても安西先生への尊敬だけは失っていなかったこと、バスケットを愛し続けていた姿勢にあるのかもしれません。

 

三井は試合を重ねる中、不良だった時期を何度も後悔し、自分の体力のなさに自信を失い、時に倒れるまで、まるで贖罪をするかのようにチームに貢献します。

 

 

最後には尊敬する安西先生に「君がいてよかった」とまで言わしめます。

 

人間生きていると、誰もが人生後悔したり、道を誤ったり、あの時なぜこうしなかったんだろうと思うことが何度もあります。

 

そういった順風満帆にいかない人生を変えようとする愚直な姿が、ファンを引き付け、三井寿というキャラクターの最高の魅力となっているのです。

 

人間その気になればやり直せる。

 

そんなメッセージを持つ三井の存在は、ファンに人生の大きな教訓を与えてくれているようにも思えます。

アニメ101話感想

湘北高校バスケ部メンバー


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